第46回 「サブウィンドウを開く(1)」
			
			 今回はサブウィンドウを開く方法について説明します。
			 単純にサブウィンドウを開くだけであればHTMLだけでも可能です。この場合は以下のように<a>タグとtarget属性を使います。
			 
			<html>
			<head>
			<title></title>
			</head>
			<body>
			<a href="sub.html" target="abc">サブウィンドウを開く</a>
			</body>
			</html>
			
			 これでサブウィンドウにsub.htmlファイルの内容が表示されます。これと同じことをJavaScriptで行うにはwindow.openを使います。これは以下のように書きます。
			 
			名前 = window.open(URL,タイトル,パラメータ)
			
			 JavaScriptでサブウィンドウを制御する場合には名前が必要ですが、単純に開く場合には名前は不要です。URLはサブウィンドウに表示するHTMLページやJPEG,GIF画像になります。タイトルはウィンドウタイトルになりますが、ブラウザによっては日本語を使うと不具合が発生する場合があるので英数字でつけるようにすると安全です。パラメータは次回説明します。
			 ボタンが押されたらサブウィンドウが開くようにするプログラムは以下のようになります。
			
			<html>
			<head>
			<title></title>
			<script language="JavaScript"><!--
			function subWin()
			{
				window.open("sub.html","sub");
			}
			// --></script>
			</head>
			<body>
			<form>
			<input type="button" value="サブウィンドウを開く" onClick="subWin()">
			</form>
			</body>
			</html>
			
			 ここではパラメータを指定していません。パラメータは省略することができます。サブウィンドウが開いた場合にはOSやブラウザなどの環境に依存します。サブウィンドウの表示サイズや位置などを指定するには、パラメータを指定する必要があります。
			
			 次回はサブウィンドウの表示サイズの指定と表示位置の指定を行ってみます。