説明
					新規コンポジションを作成するには最初にAE = Application("Adobe After Effects CC 2014")としてアプリケーションオブジェクトを取得します。次にAE.activate()として最前面に出します。最前面にしないと以後に行うキー操作が正しく機能しません。AE.activate()の後にはdelay(1)のように少し待ち時間を与えます。最前面にアプリケーションが完全に切り替わるまでの待ち時間ということです。うまく動作しない場合はdelay(2)のように時間を眺めにした方がよいかもしれません。
					次にsys = Application("System Events")としてシステムイベントを処理するオブジェクトを取得します。新規コンポジションを作成するためのメソッドは用意されていないのでキー入力をシミュレートすることで処理します。なお、ここでのサンプルは日本語入力モードになっていると正しく機能しません。英語入力モードにしてから実行する必要があります。
					キー入力はkeystroke()メソッドを使います。パラメーターには入力させるキーを指定します。コマンドキーなどを併用する場合は2番目のパラメーターに{ using : "command down"}のように指定します。SHIFTキーの場合は{ using : "shft down"}となります。なお、コマンドキーと併用する場合、入力するキーの大文字小文字には注意が必要です。
					リターンキーやカーソルキーなど特殊キーの入力はkeyCode()メソッドを使います。パラメーターには入力するキーコードを指定します。リターンキーの場合は36になります。なお、キーコードについては
GUIスクリプティングで使いたくなる道具のページに一部記載されています。
				
 
			
					
					
var AE = Application("Adobe After Effects CC 2014");
AE.activate();	// アクティブにする
delay(1);	// アクティブになり切り替わるのを少し待つ
sys = Application("System Events");
sys.keystroke("n", { using : "command down"});	// cmd+Nで新規コンポジション作成
sys.keystroke("Main Comp");	// コンポジション名を入力
sys.keyCode(36);	// returnを入力
sys.keyCode(36);	// returnを入力